宅建協会の研修で配偶者居住権について講義があったのでメモ。

○配偶者居住権
 被相続人の配偶者は、被相続人の財産である建物に、相続開始の時に居住していた場合に
 ・遺産の分割によって配偶者居住権を取得するものとされたとき
 ・配偶者居住権が遺贈の目的とされたとき
 のいずれかに該当するときは、その居住建物を無償で使用する権利を取得できる。

→無償なので賃料を払わなくてよい。
→取得する必要がなかったりデメリットがあればしなくてもよい。

 居住建物が配偶者以外との共有の場合は対象外。
 相続で配偶者の財産になった場合に他者の持ち分があっても配偶者居住権は無くならない。

○登記を備えさせる義務
 「居住建物の配偶者は、配偶者居住権を取得した配偶者に対し、配偶者居住権の設定の登記を備えさせる義務を追う(1031条1項)」

→所有者は登記の義務がある→第三者への対抗要件となる。
 配偶者居住権そのものは譲渡できない。
 原則として配偶者の死亡まで権利が存続する。

○配偶者以外が相続した住居に配偶者が居住する場合、固定資産税は所有者が負担しなければならない?

→「居住建物の所有者は配偶者に対して修繕義務を負わず、居住建物の『通常の必要費』となる修繕費用も配偶者の負担となる(第1034条第1項)」
 配偶者が負担することになる。

調べてみると居住権の付いた不動産は原則として売買等の取引対象にならないという記載があったりするのですが、もし買えたとしても賃料が入るわけでもなく居住者の死亡まで負担付きのまま。ということですので色々と難しい扱いになりそうです。

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近くの蕎麦屋さんの夏限定の肉そば。今年も美味しかったです。